手妻を習いたい人が増えている!?その真意は?
僕は何人かの生徒をもっている。
人に教えることで、改めて自分も成長する場面もあるので、
指導はとても有意義に感じる。
そして僕の指導を受けてから自信を付け、
各地でマジックを披露するようになった人もいるようで、
そんなことを聞くとても嬉しい。
さて前にも書いたように、
最近、海外から「あなたのパフォーマンスを教えてほしい」という問い合わせが増えている。
先月で4件ほど、国はまちまち。
教えないわけではないし、
芸能として世界的に認知され始めている、
そう考えると、自分がその発信源になれているようで、
やりがいを感じる。
しかし、この問い合わせのほとんどに言えることは、
「では、日本にこられますか?」
こう聞くと、
「それは無理だ」
と言われる。
要は、「ちょこっと簡単にネット経由で仕掛けだけ教えてほしい」
そんなとこなんだろう。
まぁ国内ですら、「ちょこっと習いたい」
という問い合わせは、沢山くるわけだから、
しょうがない。
そもそも手妻の大事な特徴に「型」がある時点で、
本気で手妻をやるためには、日本舞踊は必修。
となると、ちょこっととはいかなくなる。
この考えは時代に逆行しているかもしれない。
今どき海外とのTV電話は簡単に、しかも無料で出来る。
現にそれで世界各地に生徒を持って、何かしらの指導をしている先生もいるだろう。
その気になれば無料動画サイトで様々なことが知れるわけだから、
先生すら持たない人も沢山いる。
ただ、だからこそネットでは知ることができないことに価値がある。
僭越ながら言わせてもらうと、
そもそも芸能というのはそんなに簡単なことではないと思う。
もし彼らにちょこっと仕掛けだけ教えてしまったら、
芸能の価値も、面白さも、
何もかも失われてしまうのではないだろうか。
外国だから教えないというわけではない。
もし彼らの中から、
「習うために日本語を勉強してきた。1年間留学して、習いたい。」
こんな人が出てきたら、とても重要な人物になるのではないだろうか。
と言うか他の芸術からしたらそんなの当たり前か…
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【アメリカのTV番組「Fool Us」出演動画】
Fool Usを撮影するまでのメイキング動画です。
放送本編と合わせてみていただくとお楽しみいただけるかと。
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2019.02.03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記
