弟子修行で習うこと ~ 食事編
師匠はかなり食道楽で、地方に行くと、どこそこのあれを食べようと、色々なところに連れて行ってくれます。
そして食べながら、うんちくや、何故それが美味しいかを説明してくれます。
チャーハンを食べたときは、
「ここのは、米一粒一粒にしっかり卵がコーティングされ、噛むとその中からほのかに塩が出てくるんだ。」
と仰ります。
僕はお寿司が大好きです。
僕は魚の美味しさを師匠に習いました。
ある時、仕事で小浜市に行きました。
小浜は漁港があり、特に鯖が有名。
京都まで続く「鯖街道」なる道があるくらいです。
夜、お寿司をごちそうになりました。
その時に食べた鯖寿司が、とても美味しかった。
僕 「鯖寿司とても美味しいですね!?」
師 「気に入ったか。じゃあ明日はもっと旨い鯖寿司をご馳走してあげよう。」
僕 「え、この鯖寿司かなり美味しいですよ・・・流石にこれ以上とか、そう簡単にはないですよ~」
師 「まぁ楽しみにしてなさい。」
次の日、鯖街道を車で進み、京都へ。
着いたのは祇園近くの料理屋さん。
そこはメニューが鯖寿司オンリーの鯖寿司専門店。
そこで頂いた鯖寿司は、師匠の仰る通りでした。
何にでも、「上には上がいる」 ということを実感しました。
今では京都に行ったら必ず立ち寄るお店です。
今年は数回、西に行く機会があるから食べられるかな。
ワクワク。
ごくたまにではあるが、「大樹さんの声は通りますね。」と言われることがある。
次は、その発声について習ったことを書きます。
2018.02.02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自分の事
